日本ロングトレイル協会


メディア

2013年05月27日

『メインの森をめざして』〜アパラチアントレイル3500キロを歩く〜


maine.jpg i_syuppan.gif 米国ジョージア州のスプリンガー・マウンテンから、メイン州のマウント・カタディンまで、アパラチアン山脈沿いに南北3500kmを縦貫する「山道」が、アパラチアントレイルである。この長大なロングトレイルを踏破した人のみが、手にすることができるワッペン(Appalachian trail Georgia to Main 2000 miler)を「ぼくはそのワッペンをもらうための目的で歩くことに、子供のように単純な喜びを感じていた。」と、著者は正直にその動機を述べている。

 本書は2005年4月3日から10月6日までの187日間にわたる、アパラチアントレイル踏破(thru-hiker)の長編記録である。出会うバックパッカーとの友情や数々のエピソードは、まさに人と自然の物語である。639ページという分厚い本書であるが、ページを追うごとに、あたかもトレイルを歩いているような錯覚に陥ってしまう。そして、バックパッカーは、なぜ歩くのか、という答えが見えてくる。

 アパラチアントレイルとその山麓には、緑豊かな自然と、先祖が培ってきた生活文化がある。南北14州にまたがる文化、宗教、政治など、米国の建国の歴史とオーバーラップさせながら、トレイルの社会学的な考察も大変興味深い。著者のネイチャーライターとしての視角が随所に表現されていて、優れた作品になっている。アウトドアファンには、是非とも読んでいただきたい好著である。  (自然体験.comより転載)

  加藤 則芳 著 平凡社 刊 定価 2,800円 + 税

 ▲ 加藤則芳公式サイト
posted by 日本ロングトレイル協会事務局 at 14:45| 出版

『ウルトラライトハイキング』〜Hike light, Go simple.〜


ulhike.jpg i_syuppan.gif 欧米にはロングトレイルが数多くある。米国の東海岸を南北に縦断するアパラチアントレイルは35,000kmにおよぶ。ロングトレイルを踏破するには、数ヶ月から半年を費やさねばならないこともある。このような「トレイルを踏破する『スルーハイカー』によって生みだされた」のがウルトラライトハイキングだ。リュックサックに入れる荷物を極力おさえ、できる限りシンプルなスタイルにしておかないと、トレイルを長期間にわたって歩くことはできない。

 本書は「ウルトラライトハイキング」について、発祥の歴史、哲学から装備や食事、さらには「気遣い」にいたるまでを、わかりやすく詳細に記述した、日本でははじめての解説書である。ウルトラライトにすることで自然がより近くなり、ロウインパクトにもつながる。国内でも新しいハイキングスタイルとして注目されていく予感がある。

 自然体験活動の指導者だけでなく、中高年登山者、さらには山ガールにも読んでいただきたいお薦めの一冊である。  (自然体験.comより転載)

  土屋 智哉 著 山と溪谷社 刊 定価1,500円 + 税
posted by 日本ロングトレイル協会事務局 at 14:32| 出版
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